伊勢西国三十三所 第26番札所 垂坂山観音寺
御本尊:千手観世音菩薩
御真言:おん ばざら たらま きりく
垂坂観音寺の山門
山門の前に来ました

垂坂山観音寺
國寶元三大師の石柱が目を引きます。国寶(宝)?元三大師天台宗の中興の祖と言われた人物。日本にとっても大切な方という意味でしょうか??ちなみに観音寺に安置されている、元三大師像は国指定の重要文化財になっています。
元三大師について
看板に描かれていたあの人
思い出しました。この鬼みたいな人は元三大師が平安時代に鬼の姿になって厄災を払ったときの様子を表したもの。親戚の家にこれのお札が魔よけとして貼られていました。角の大師と呼ばれています。
一つ豆知識 元三大師はおみくじの創始者ともいわれています。
観音寺遊歩道
そして石柱の反対側を見てみると

観音寺遊歩道
観音寺遊歩道と言うのがあるようです。気候は暑くもなく寒くもなくウォーキング日和です。

観音寺遊歩道左回り
しかし左回りの方を覗いてみましたが、延々と道が続いているように見えるので今日は辞めておこうと思います…
お参りがメインですしね!
垂坂山観音寺の境内
観音寺の境内にお邪魔すると最初に目に付くのが地蔵堂です。

観音寺地蔵堂
境内にお参りに来ていたご婦人二人組と少しお話をしました。


観音寺は伊勢西国三十三所 26番札所だけではなく、東海近畿地蔵霊場 第1番札所も兼ねているそうです。そりゃあ立派なはずです。トップバッターですから!
ご婦人方は境内を案内してくれたので、大っぴらに写真は撮れず。(無視してるみたいな空気になるし…)

松尾芭蕉の句碑
三日月の 地はおぼろなり 雪見草 はせを 三重の偉人松雄芭蕉。いたるところで句碑を見ます。
雪見草とは言いますが実は初夏の花。ウツギの別名。木に白い花がたくさん咲く様子が雪が積もっているようなのでそう呼ばれます。
三日月が出て足元はハッキリとは見えないが 辺りには雪見草が美しく咲き誇っている
このような意味でしょうか?

垂坂山観音寺受付
境内は三方向をぐるりと自然に囲まれ、夜になればこの句の情景が浮かぶようです。しかし今は雪見草の時期ではありませんでした…
ちなみに御朱印はこちらの建物でいただけました。
聖観音像
本堂の脇に立つ聖観音像

聖観音像
御本尊の千手観音にお参りする前にこちらの前でも合掌。南無観世音菩薩
観音寺の本堂へ
垂坂観音寺の本堂

垂坂観音寺本堂
コンクリートで作られた近代的本堂。情緒ある山門をくぐってから本堂を見上げるとギャップがあり良い意味で意表を突かれます。
コンクリート造りのお寺といえば本願寺名古屋別院とか築地本願寺などもそうですね。
本堂内で般若心経を称えていると


(下手くそだったから般若心経ってわからなかったのかも…)
せっかく案内してくれる人がいたのに、一緒に世間話してたら、どれが元三大師像なのか聞きそびれてしまいました…厨子が中央にあったのと本堂内お供え物いっぱいやなという観音様とあまり関係のないところしか目に入りませんでした(アホ)
必ずまた来ます!今度は車で!
こんな中途半端な状態で4日目は終了。5日目は綿密に計画を立てますよ!