伊勢西国三十三所観音霊場 元9番札所國束寺に到着
祭 祀:十一面観世音菩薩
御真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
平生バス停下車 徒歩10分 (伊勢市駅から三重交通バス 注連指または上田口行き乗車)
伊勢西国三十三所 國束寺の駐車場情報
もうなんだか続けずにはいられません(笑)

國束寺参道途中
ここから先へ車で行ってしまうと境内のど真ん中に停める羽目になってしまうのでご注意を

國束寺駐車場
左側に広々スペースの駐車場があります。ラインは引いてないので詰めて駐車してください。
お寺の境内へは参道を通らずに駐車場から続く坂道もあります。
伊勢西国三十三所 國束寺参道
非常に静かで自然の音のみが聞こえます

國束寺参道
三重県北部へ行くと最近クマゼミが増えてうるさくて仕方がありませんが、セミの声もまったく聞こえません。聞こえるのは鳥の鳴き声と、風が木を揺らす音のみ。

國束寺参道2
度会町を長年守護してきた古刹といった雰囲気。今日の日付は7月19日。ですがなぜか紅葉している木があります。
國束寺の境内
境内に入ると朱塗りの鐘楼と石灯籠がお出迎え

國束寺境内に到着
参道に沿って石仏や石灯籠が点々と配置されています。
ひときわ目を引くのがこちら

陶仏堂
陶仏堂。中心にいらっしゃるのは荒行時代のお釈迦様。お釈迦様は自らの身体を痛めつけて悟りに近づこうとしましたが、それでは悟ることはできませんでした。
結局 修行し過ぎもダメ、楽し過ぎもダメという中道の考えに至るというシーン。


お釈迦様以外の方は 十大弟子の方々?または羅漢さん?
その中に一人浮いている人がいますが、お分かりでしょうか?
スターウォーズの人
なんか溶け込んでますが

ヨーダ
スターウォーズに出てくるヨーダですよね?たしかに耳が横に広がっていなければお坊さんみたいですが(笑)
そういえば服装が修行僧が来ている糞掃衣(ふんぞうえ)に似ているような。
※糞掃衣 タイのお坊さんが来ているちょっと肩が出てる服をイメージしてください
その他石塔や石仏が盛りだくさん
國束寺の茶観音
一見 聖観音菩薩ですがちょっと違います

國束寺の茶葉観音
左手に持っているのが蓮の花ではなくて、お茶の葉っぱ。さすがはお茶所の度会町。
静かに手を合わせてきました。
手水舎の竜
國束寺の手水舎

手水舎
よく見ると水を吐き出す竜の顔もファンシーです。手を洗わせてもらっていると、手洗いに行きたかったことを思い出しました。
けっこうピンチですが、いきなりトイレを借りるのはダンディじゃないので控えます

久居のダンディー
例えば喫茶店に入ってコーヒーを注文し コーヒーが来るのを待つ。それを涼しい顔して口をつけてからトイレに駆け込むのがダンディ(笑)
お参りしてからにしたいと思います。


國束寺の本堂でお参りします

國束寺の本堂
朱色の厨子は開かれており、十一面観音菩薩のお姿が見えました。ご本尊が見えないどころか扉が閉ざされているお寺が多いので大変ありがたい気分に。
國束寺本堂内部
中央にあるのは石の香炉

國束寺本堂内部
國束寺のホームページを見ると本堂の内部の写真撮影OKということでしたが、なんとなく失礼な気がしたので控えました。その分しっかりと目に焼き付けておきます。
さてお参りをしましょう。


本堂の右側 國束寺御朱印受付
本堂のすぐ右側にあります

國束寺御朱印受付
お呼びするとお寺のご住職に対応いただきました。國束寺は境内にヨーダがいたり、公式サイトがしっかり作ってあるので、てっきり若いご住職かと思っていましたが年配の方でした。
御朱印がセルフじゃない場合、一言二言お話を聞かせていただくので、こちらでも和宗のことについてお聞きしました。
和宗は元は天台宗で戦後に分かれたそうです。プラスその他いろいろ
そろそろ我慢も限界だ
平静を装っていましたが…

手洗い=東司
御朱印受付から左側に手洗いがあるのが見えます。もうすでに背水の陣状態です。
おトイレの色々な呼び方が書いてありました。これなら誰が見ても安心(笑)
しかし尿意の方はかなり切迫してきています。ここでいつもと手順を誤ると大惨事なので頭の中で手順を整理します。

永平寺では東司(トイレ)の中では口をきいてはならないという作法があるそうなので、私もそうしました。

御本尊に献香してきました
ゆったりした心でお線香を立てる

香炉に線香を立てる
気分が落ち着いたので再びご本尊の前にもどり、お線香を立ててきました。そして再び合掌。


心配事がなくなると心というのはやすらかになるものですね(笑)
鐘撞いていいそうです
ご住職からOKが出ましたので鐘を撞かせていただきました

國束寺の鐘楼

とは言われましたが、強く力を入れると この静寂な空間にノイズが入ってしまうような気がしたので、力は抜いて遠心力のみでゴ~ン
四国遍路の本によると 鐘を搗くならお参りの前に撞く。お参り後の鐘は「戻り鐘」といって縁起が悪い
戻り鐘をするといちいち絡んでくる人がいるので注意!だそうです。

國束寺鐘楼内部
自然の中で鐘の音だけが響き渡る…撞き終わった後は自然と本堂の方へ向かって合掌していました。
巡礼を始めた頃、ルールの中に番外霊場や元××番はいかなくてもOKと書きましたが、國束寺来てよかったです。いいご縁をいただきました。
伊勢西国三十三所 國束寺の御朱印

伊勢西国三十三所 元9番 國束寺
ここからバスで伊勢市内へ戻り鈴鹿の子安観音寺へ向かいます。
その前にバスの時間調整しなければ…