伊勢西国三十三所 15番札所 長谷寺(ちょうこくじ)
御本尊:十一面観世音菩薩
御真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
近鉄津新町駅から三重交通で田中バス停下車20分
田中バス停から徒歩(登山)45分
「参道」の標識の方から上ってきました。

本堂がようやく見える
こちらのお寺は山寺パターン。それもそのはず、津新町駅からバスで20分、そこから徒歩で山道を45分も登ってきました。津中心部から外れているので自然が豊かです。
※町寺、山寺 後で集計してみると面白いかもしれません
この間の津駅前のお寺群と比較すると、「ここって本当に県庁所在地なの?」というくらいの場所。
石段の上に長谷寺の本堂が見えます。「本堂」側から舗装された施設内を通るのに対し、「参道」側から上ると対照的で風光明媚な石段が続きます。
「本堂」側ルートが楽だと先ほど書きましたが、やっぱり歩いてくるなら「参道」側から行くのをおススメします。これぞ巡礼!
伊勢西国三十三所観音霊場のパンフレットに書いてある紹介文
それぞれの紹介文が載っています

伊勢西国三十三所パンフレット
第十五番 長谷寺
長谷山の中腹にあり、境内に福祉施設が並ぶ
確かに本堂ルートから登ってくるとそんな感じですが、参道ルートから登ってくると石段の途中で仏様達が出迎えてくださり厳かな雰囲気。
周辺も木々と木漏れ日のコントラストが大変美しいお寺です。
まとめると
もっといいこと書いてあげては?
ついに長谷寺の本堂到着
長い長い道のりでした

長谷寺の石段
石段の頂上が近づき、本堂が見えた瞬間「ついた~~」という達成感が味わえます。
途中に仏様の立像が立っていましたが、なぜか写真に残っていないというハプニング。境内ももう少し枚数とったはずなんだけど…怪奇現象?笑
長谷寺の三基並んだ祠

長谷寺祠
中央は大日如来。左は手水鉢、右は普通の石に見えますが、よ~く見ると仏様の顔が浮かぶとか浮かばないとか?
浮かびませんでした。
鐘楼もありました。こういう厳かな雰囲気の山寺で除夜の鐘ついてみたいなあ。30年以上連続で真宗の某別院でついてるけど、それとはまた趣がありそうです。
麓でスルーしたハイキングコース

どこまでも続いてそうな長谷寺のハイキングコース
境内には麓から続くハイキングコースがあります。しかしこれ以上歩くのは謹んで遠慮いたします。異界に続くんじゃないかというくらい険しそうです。
地図で調べると頂上の先にはNHKの電波等があります。たったの900mですから元気な方は挑戦してください!
伊勢西国三十三所観音霊場の案内板

伊勢西国三十三所の看板
すべてのお寺にあるわけではありませんが、この看板を目にする確率が増えてきたような気がします。
チェックインアプリがあるんですね。
ただまあ私はアナログ人間なのと御朱印帳に押した御朱印がチェックインの印(しるし)となりますのでまあいいや。
伊勢西国三十三所観音霊場 長谷寺本堂
軽トラが邪魔だな…写真的にじゃなくてお寺の雰囲気的に

長谷寺本堂
「近田山 長谷寺」近田山という山号にもかかわらず通称:遠長谷寺。

これは間違いで多気郡にも長谷寺があります。そちらが通称:近長谷寺と呼ばれており、どちらも大和(奈良県)の長谷寺を模して建てられたものとのこと。
大和(奈良県)からの距離の順に近長谷寺、遠長谷寺となったと考えられます。
無駄口はここまでにして、お参りさせていただきたいと思います。ご本尊は十一面観音菩薩。ちょっと戸帳が影になってご本尊ははっきり見えず。しかし心をこめて読経してきました。
ド平日の昼間なのでこの静かな境内独り占め感がだんだん癖になってきます笑


あまりこういうこというキャラじゃないんですが、今までお参りしてきたお寺の中で一番パワーをもらったような気がします。
読経のあとの御朱印はセルフ
本堂上がったところに用意されていました。靴は脱いだ方がいいでしょう。

長谷寺セルフ御朱印
御朱印をペタン。神さえも見落とす瞬間!とはいいますが、もちろんちゃんと納経料300円をお賽銭箱に入れましたからね!
山のいい空気と適度な運動。少し雨が降ったせいか、木と土の香りがふんわりただよいます。本日のスタートからすがすがしい気分になりました。パワー受け取りました。
しかし、時計を見るとバスの時間が迫っている!
はよせな!田中バス停までダッシュで帰ります!