登山道から伊勢西国三十三所 2番札所 金剛證寺へ
ようやく登山道を制覇!きつかったです。
歩いて登るのはおススメしません。伊勢志摩スカイラインで山頂を目指すか、土日祝に五十鈴川駅から出るバスに乗ってください!
バスに乗れば五十鈴川駅からたったの25分です!

朝熊山 現在地を地図で確認

朝熊山山頂の地図
アスファルトの道に出ました。歩きやすいことこの上ない!アスファルトのありがたさを痛感。
さっきまでが登山。ここからはハイキング。地図はあらかじめ入手しておくか、頭に入れておかないと山頂の大伽藍なので迷います。道が書いてあるように見えて、実はさっき通ってきたようなゴロゴロ石の山道もありますのでご注意ください。
下山時の話ですが、「旧参道」の位置関係を理解していなかったので、わざわざ本堂へ引き返して、現在地に戻ってくるという時間のロスをやらかしました…
十分お気を付けください。
そして右下に気になる場所がありますね。「おちんこ地蔵」ここも目標地点としてロックオン。
経塚群跡に注意
迷う原因になる経塚群跡

経塚群跡どっちに行けばいいのか?
基本的に案内板のとおりに進めばいいですが、経塚群跡が曲者です。地図では一本道になっていますが出る方向が2箇所あり方向音痴になります。
(私だけかもしれませんが…)
経塚群跡への道 あと100m
っていうかこれ道なの?

経塚群跡 こんな方向に進めと?
「経塚群跡100m」の矢印の方向を見ると道には見えません。しかしせっかくなんで寄ってくかとへ道なき道を進み、無事に経塚群跡までたどり着きましたが
方向音痴になる原因 出口がわからない

経塚群跡出口1

経塚群跡出口2
来た道の他に二つ出口があるような…
テレビの中継局の方向から結局遠回りして元の道に戻ってきました、迷いやすいのでお気をつけください。

迷った原因は、ここまで石ゴロゴロの登山道を登ってきたせいで、木と木の間に人が通れそうなスペースがあると、本当は道じゃないのに 道と勘違いして進んでしまう思考パターンになっている模様。
しっかり地図と案内板を見てすすめばなんてことはありません。なんでもパワーで強引に解決しようとする悪い見本です。
金剛證寺の塔婆群の裏側に出ました
やっと目的地が見えた

塔婆群が見えてきた
案内板にしたがって歩いていくと、塔婆がたくさん見えてきます。ようやく金剛證寺の境内にたどりつけたようでほっとしました。
ようやく金剛證寺の境内に到着

金剛證寺の境内に到着
やっと到着。山頂全体が境内という考え方もありますが、感覚的にはやっとゴール。車が停めてあります。車で来ることが可能という厳然たる事実。

思わず声に出してつぶやいてしまいましたが、もちろん自業自得です(笑)
松尾芭蕉の句碑

松尾芭蕉の句碑
神垣や おもひもよらず 涅槃仏 はせを
松尾芭蕉の句碑。江戸時代は電車もアスファルトもないしもっと大変だったでしょう。疲労でそんなことしか頭に思い浮かびませんでした。はせをって何だ?
圧倒される塔婆群

塔婆群への入り口
竜宮城っぽい門。ここをくぐれば先ほど後方しか見えなかった塔婆群の方へ行けます。巨大卒塔婆群は一見の価値あり。
壁か林のように立つ大量の卒塔婆。伊勢地方では人は亡くなると魂は朝熊山に集まるという考え方があるので、塔婆を納める慣わしがあるそうです。うちの近所のお寺は浄土真宗だらけなので、卒塔婆を見ること自体が珍しいです。

高くそびえる卒塔婆の壁
ほんの一部です。人の身長の何倍もある塔婆にびっしりと戒名が書かれています。
戒名をよく見ると居士、大姉が付けられた塔婆が8割以上。下世話なことを言うと信士、信女よりも少々お布施がいります。
※私は浄土真宗なので「釈○○」と三文字のものを本山でいただきました。非常にシンプル。ちなみにかかった費用は意外と安く1万円也
境内の建物や橋などの建造物は朱塗りのものが多いです。先を急ぎます。

金剛證寺本堂
本堂が見えてきました。う~ん長い道のりだった。今までのお寺の中で一番到達時間がかかりました。
しっかりお参りしたいと思います。