伊勢西国三十三所観音霊場 6番札所 金胎寺
御本尊:千手観世音菩薩
御真言:おん ばざら たらま きりく
近鉄中之郷駅から徒歩3分
伊勢西国三十三所観音霊場 金胎寺の石段
金胎寺のけっこう急な石段

鳥羽金胎寺の石段 ちょっとローアングル
今日一番アクセスがよい金胎寺(こんたいじ)ですが、すでに時刻は16時過ぎ。少しあたりは薄暗くなってきています。時間的に本日最後のお寺になりそうです。そしてまた石段!自転車を漕ぎすぎてフラフラの足にはこたえます。エスカレーターのありがたさを確認した一日でした。
上ったところでまた石段
本日最後の修行と思って上ります

登り切ったと思ったら
石段登り切った~!ここが本堂かな?と思ったらまさかのフェイク。まだまだ石段が続きます。簡単にはたどり着けませんよ!と言われているような気分。
金胎寺は元々は他の場所にあったそうですが、九鬼義隆が鳥羽城を築いた際、この場所に移したそうです。織田信長の家臣だった九鬼義隆は、本願寺(浄土真宗)に味方した毛利の水軍を鉄甲船で打ち破っています。その敗戦で本願寺が敗色濃厚となったとか。
ここでも浄土真宗との因縁(笑)
伊勢西国三十三所 金胎寺境内 謎の更地と祠?

金胎寺境内の更地。建設予定地?
境内にはテントが張ってありましたので写真少なめです。お堂に向かって右側に祠があり、その後ろに更地が広がっていました。もしかしたら再建工事の真っ最中かもしれません。
※あとで調べたところ不審火によって本堂が焼失したとのこと
伊勢西国三十三所 金胎寺本堂前でお参りします
こじんまりとした本堂

金胎寺のお堂
さっそくご真言と般若心経を唱えます。木々に囲まれた境内で私一人きり。遠慮なく声を出します。ご本尊が見えづらかったのがちょっと残念。
「南無観世音菩薩」と唱えましたが、金胎寺は三重四国八十八箇所の札所も兼ねておりますので、そちらを目指して来た方は「南無大師遍照金剛」と唱えるのが正解かも?
詳しくはHPで…
金胎寺納経所
本日最後の御朱印です

金胎寺の納経所セルフです。
お堂の右側にある納経所。写真中央下、笠をかぶっているゆるキャラは「高野くん」。
今日は誰もいらっしゃらないようですので、読経後に御朱印をセルフで頂きます。印のみ300円、染筆300円 朱肉はあるけど印が見当たらないのでご染筆の方を選択。あらかじめ判が押されていて後で御朱印帳に貼り付けるタイプです。
三宝(木の台)の上に伊勢西国三十三箇所と三重四国八十八箇所の二種類が用意してありますので、お間違いなく。
御朱印を頂こうと思ったら

お賽銭は小窓に入れてください?
セルフ御朱印のルールに則って、御朱印料の300円は賽銭箱に入れようと思いましたが、小窓ってどこだ?お堂のサイドや周辺をうろついてしまいました。しょうがないから扉と扉の間からねじ込もうかと思ってたら…

ここにガラスがありませんでした。
このようにガラスが一部外してあり、中に賽銭箱がありました。よく考えればわかるはずですが、体力を消耗していたのでご勘弁を(笑)
裏山に広がる四国八十八箇所
裏山を散策すると

お地蔵さんの大群
境内は高台にあるせいか割とこじんまりとした雰囲気なのですが、裏山に足を延ばすと圧巻です。ものすごい数の石の仏様とそれを覆うお堂の数。
どうやら一つ一つに名前と四国八十八箇所にちなんだお寺の名前が彫られているようです。八十八基あるかどうかは数えられませんでしたが…
四国八十八ヶ所善通寺
石仏の台座に彫られた善通寺の文字

善通寺と彫られたお地蔵様
こちらのお地蔵様は「善通寺」と彫られています。ちなみに四国八十八箇所の知っているお寺は霊山寺、大窪寺、善通寺、焼山寺くらいですが( ;∀;)

(放浪するの大好き)
金胎寺高台から見た鳥羽市内
鳥羽市のホームページには一望できると書いてありましたが

金胎寺から見た鳥羽市内
金胎寺は高台に建っているので鳥羽市内が一望…できると思ったらちょっと木が邪魔でした。
鳥羽市をコンプリート

鳥羽市をコンプリート
6番 金胎寺を訪れたことにより1箇所だけですが、鳥羽市をコンプリートしたところで今日はこれにて打ち止め
終わったと思い、気が付くとめちゃくちゃお腹が減っていました。断食してたわけじゃないのに何もまともに食べてないからですが…
中之郷駅周辺で食べてから電車に乗りたいと思います。
家に帰ってから

どう?なんか悟った?笑


うん、それなりに勉強になったよ
1日目終了。まだ巡礼の旅ははじまったばかりです。