伊勢西国三十三所観音霊場 12番札所 神宮寺の門前へ到着
祭 祀:十一面観世音菩薩
御真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
近長谷寺から徒歩30分
予約制乗り合いタクシーでん多 佐奈駅から乗車 「丹生大師前」下車すぐ
多気町町民バス「丹生大師前」下車 (多気駅から乗車可)
伊勢西国三十三所 神宮寺の駐車場情報
門に向かって左側

神宮寺(丹生大師)駐車場
門まで少し歩きますが、駐車場があります。門のすぐ左にも駐車スペースはありましたが、お寺の関係者用な気がします。
伊勢西国三十三所 神宮寺の山門
なんとも立派な門構え

神宮寺山門
今日は山の中の古いお寺からのスタートだったので、街中にある巨大山門に圧倒されます。今日は古い建築物ばかり見てきましたが、こちらの山門は新しげな雰囲気。奥には結構参拝客がいます。
門をくぐる前に思いましたが、道しるべやバス停の名前がすべて「丹生大師」となっており、「神宮寺」という表記は見当たらず。丹生大師の方が通りがいいようです。

周辺は門前町といった雰囲気で、山門の向い側には多気町の道の駅があります。

多気町ふれあいの館
今日始めて見たご飯が食べられそうな場所と貴重な自販機。
農産物もめちゃくちゃ安い!梅の実が袋一杯に入って380円。名古屋辺りだと1000円近くすると思います。
丹生大師前バス停
神宮寺山門の右手側にあります

丹生大師前バス停
こんなところにバス停があります。ノーマークでした。神宮寺でお参りしたら、栃原駅まで歩く予定ですが、一応路線図はチェックしておきます。

デマンドバスの予約終了時刻が迫っているので急がないと。
伊勢西国三十三所 神宮寺の境内の池
ちょうど花が咲き始める時期でした

神宮寺ハスの池
お浄土のように広がる蓮の池。仏教デザインモチーフによく用いられる蓮ですが、泥の中に咲く姿が悟りをあらわしているとか。

丹生大師蓮の花
蓮の名所なのでしょう。複数人ゴツいカメラを持った愛好家が写真を撮っていました。私はタダのポケットカメラで撮っていますが(笑)
山門の前には100円で鯉用のエサが売られていました。

伊勢西国三十三所 神宮寺の参道
お寺の方の参道

きれいな参道
敷地がすごく広いのに見ての通り、きれいに整えられています。伊勢西国三十三所のパンフレットにも「女人高野、丹生大師で知られ、伽藍整う」と紹介されていますが、古いものは古き良き雰囲気を残して、新しいもの(先ほどの山門等)は現代の名工の技術でより美しく修復されていました。
ほんと凄く整っている
神宮寺の神社の方の参道
神社の方の参道

神宮神社の参道
実は参道は二本ありまして、こちらは神社に続く参道、池を挟んで平行に伸びています。しかもどちらも長い!整っている!
この整い過ぎの理由は

寄進者一覧
平成の大改修。特別寄進弐億七千万円也。回廊再建寄進参千五百万円也。二件とも同一人物。計約三億円
三重県北部のお寺で、住職と前住職が一千万円ずつ寄進したのは見たことがありますが(結局は自分のお寺)県外の人がこの桁違いの寄進!
お金持ちや身分の高い人を檀那と呼ぶのとダーナ(御布施)は語源が同じと聞いたことがありますが、こんなお大尽が現代にも存在するとは!

神宮寺の参道を奥まで進みます
こちらは護摩堂(不動堂)

護摩堂
参道が長いので時間との戦いか?と思ったら、すぐ左側に護摩堂や本堂がかたまっていました。真言宗ということで不動明王が祀られています。
※丹生大師ということで弘法大師はどこに祀られているのかな?と思って探しましたが見つからず。あとでネットで調べたら参道の奥の方に本堂よりも立派な大師堂があったようです…
神宮寺の本堂
ちょっとこじんまりした本堂

神宮寺本堂
今日まわってきた山寺の本堂よりも少し小さめの本堂。築年数はかなり古そうで趣があります。まわりに庫裏や護摩堂があるせいかどれが本堂か迷います(笑)
中でお参りさせて頂きます。厨子の前に阿弥陀様の座像?が安置されており、十一面観音のお姿はわからずでしたが、しっかり手を合わせて読経してきました。
今日は始めて衆人監視の中での読経でした(笑)

神宮寺の御朱印受付
庫裏のような建物

木で隠れてますが窓口があります
門を入ってすぐ左側。先ほどの護摩堂や本堂が集まっている一角に受付はあります。

丹生大師札所色々
丹生大師は色々な霊場の札所を兼ねていますので、「伊勢西国三十三所の御朱印で!」と伝えましょう。
御朱印をお願いするとお寺の方にさらさらっと日付を入れていただき、御朱印を押して頂きました。
伊勢西国三十三所 神宮寺の御朱印

神宮寺御朱印
無事に御朱印を頂き、気になるのが先ほどの近長谷寺でセルフで押した中途半端な御朱印。

問い合わせると、ちゃんと押して頂けました。
近長谷寺の御朱印 こちらが完成図
よく見ると中央の十一面観世音の筆跡が同じです

近長谷寺の御朱印
先ほどと見比べてみてください。近長谷寺で自分の判断で押してしまったので、余分な判子が盛りだくさん。でもこれはこれでよし!

