伊勢西国三十三所観音霊場 7番札所 宝林寺へ
「明日来れば一番ご利益のある日だったのにな~」とちょっとしくじり気味の気分で松尾観音寺を後にします。
7番 宝林寺へは先ほど曲がってきた「松尾観音前」交差点を国道23号線に出て北上します。
※伊勢市消防本部の方向です
松尾観音前交差点

今度はここをまっすぐ
地図で見るともっと距離が短い経路もありましたが、土地勘がないのでわかりやすさ重視で!
そういえばこの巡礼を始めるにあたり、江戸時代の巡礼者が記した伊勢参宮日記を読みました。
みんな「××を出発、夜半に××に到着し一泊」と道中の詳細が記してあったわけですが、伊勢神宮の参拝の前後になると突然日記に空白が現われる!
おそらく伊勢の古市(歓楽街)にあった遊郭で遊んでいたので詳しく書けなかったのでしょう(笑)
しかしそんな一般の人たちが書いた日記が伊勢参拝や各地の様子などの一級資料となって現代に役立っているわけですからわからないものです。

黒瀬町交差点
国道23号線沿いの道です

国道23号線(南勢バイパス)をほんとず~っとまっすぐ
余談ですが、松尾観音寺へはここを左折(ビジネスホテルの方向)する経路もありますが、土地勘のない人は「松尾観音前交差点」で曲がった方が安全策です。
のぐちみずきロード
歩道側には"のぐちみずき金メダルロード"と書かれていました。そういや野口みずきのアテネオリンピック金メダル。あれからもう17年!月日が経つのは早いものですね。
ゴール直前アナウンサーの
後ろからヌデレバが来る!ヌデレバが来る!
何か怖いものに追いかけ回されてるような鬼気迫る実況にハラハラしたのが思い出されます(笑)
※すごいうろ覚え
王中島交差点
王、長嶋ではありませんよ(笑)

王中島交差点を右折
国道23号線「王中島交差点」右折で普通の民家が立ち並ぶ道へ入ります。細くなっているところもありますが、ここもしばらくまっすぐです。

橋を渡って広くなったところを右へ
御園橋を渡った先を右折して、またまっすぐ。写真で言うとオレンジ色の看板の方向ですが、議員さんの看板なので、これからもずっと立ってるかどうかは不明ですのでご注意を…
山田奉行所と宝林寺の看板
どちらも同じ方向ですが

宝林寺の案内板があります
細い分岐のようなところもありますが、喫茶店を右側に見て行く道が正解です。
しばらく行くと田畑や農道が広がってきます。伊勢西国三十三所のパンフにも"田圃の中の集落にある寺"という表記があるのでちょっと安心。案内板も見えてきましたし宝林寺はもう目前です。
しかしここでひとつ罠!
まぎらわしい立て札

まぎらわしいけど矢印の方向が正解
先ほどの写真の案内板を見て道路をまっすぐ渡ると、すぐ左前方の電柱に「左に行け」のこの看板が現れます。
左に曲がると宝林寺から遠ざかってしまいますのでご注意を!
たぶん左側から来た人用の案内板なのに歩行者側から見ると、微妙に角度が悪いんでしょうね。
普通の人なら「まっすぐ行け、いきなり左に行け」と言われても、なんかおかしいぞ?と気づきますが念のため。


分かれ道の看板
ここを曲がれば目の前です

山田奉行所跡と宝林寺の分かれ道
まっすぐに進むと左側に神社があって、その先は宝林寺と山田奉行所の分かれ道です。宝林寺は右へ山田奉行所記念館は左へ。
もうすぐそこが山門です。
ちなみに山田奉行所は田んぼの中に、突如と現われる要塞のような建物。いまではポツンと建っていますが、幕府の出先機関として重要な役割を果たしていました。
近いので気になる方はぜひどうぞ。
伊勢西国三十三所 7番札所 宝林寺に到着しました
集落の中にあるお寺

宝林寺の入り口 浄土宗のお寺です
宝林寺へ到着しました。ただ伊勢西国三十三所のパンフレットの”田圃の中の集落にある”と言うほど周りには田圃はありませんでした(笑)
まあそんなことは気にせずお参りさせて頂きます。