伊勢西国三十三所観音霊場 番外札所 大福田寺
祭 祀:十一面観世音菩薩
御真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
※御本尊は阿弥陀如来
勧学寺から歩いて10分
(K-バス 城山町から大福田寺までバスがありますが本数が少なく歩く方が速い)
桑名駅西口から徒歩6分ほど
走井山勧学寺から歩きで大福田寺へ到着しました
伊勢西国三十三所 番外霊場大福田寺
こちらにもありました伊勢西国の案内板
この巡礼をスタートする時、元○番と番外は余裕があればまわると宣言しました。今回初の番外霊場を訪れることとなります。

現在時刻9:10。北勢線馬道駅にもどる必要があるため、ちょっと時間は巻きになってしまうかもしれません…
目標は馬道駅発9:43に乗れるようにします。ローカル線は乗り逃すと絶望が待っていますから^_^;
伊勢西国三十三所 大福田寺の山門
駐車場の方からでも入れますが

大福田寺山門
すぐ隣の門から入りたいと思います。門前から中を眺めるとお寺なのにいきなり鳥居が!奥に建っているのは聖天堂。桑名聖天大祭では火渡りの行事も行われます。櫓も組んで結構派手に火を燃やすそうです。
TOKIOの松岡君もテレビでやっていましたが、本当に裸足で燃えた炭の上を歩くんですね。火傷しないんだろうか?
友人の話によると稚児行列に参加した子供もチャレンジするそうです。もちろん子供は充分火が収まった状態で、スタートからゴール地点まで板を渡して歩くそうですが。

聖天堂前の鳥居
奥の方にも赤い鳥居が見えます

大福田寺の鳥居
鳥居の背後に大銀杏もあり、霊験あらたかな雰囲気。ここだけ見ると神社のようです。お寺の中に鳥居って最初は見慣れてなかったんですが、神仏習合の名残で割りとよくあることがこの巡礼での発見。
大福田寺も阿弥陀様や観音様だけでなく、毘沙門天や大黒天(七福神)などの神様も祀られています。商売繁盛、学業成就、交通安全などご利益盛りだくさん。
うちの浄土真宗の寺院って本当に阿弥陀様にしか手を合わせない宗派です。仏壇の中にお土産の奈良の大仏入れといただけで怒られたし!(けなしてないですよ!)
伊勢西国三十三所 大福田寺 本堂へ
聖天堂に向かって右側の本堂

大福田寺本堂
南無大師遍照金剛(あまねく世を照らす弘法大師に帰依いたしますというような意味)の旗に混じって1本だけ「へその緒観音」の旗が!さっき勧学寺でも見たような(笑)
と思ったら、へその緒を大福田寺で受付し 勧学寺のへその緒観音に納めるそうです。

大福田寺本堂内
本堂内の天井にはたくさんのひょうたんが下がっていました。数えてみると1,2,3…圧巻です!まずは中央の御本尊阿弥陀如来に手を合わせます。

そういや高野山真言宗のお寺なのに阿弥陀様なんですね
本堂内はちょっと薄暗くて見えづらかったんですが、阿弥陀様の右側に立っておられたのは聖観音像だったような。十一面観音は後ろの厨子の中に納められている模様。左側には文殊菩薩。一番右側には真言宗なので弘法大師が祀られていました。
観音様の前で般若心経の読経と御真言を唱えます。

※そんなことはありません
渡り廊下を通って聖天堂へ
本堂から聖天堂へ

大福田寺渡り廊下
本堂の左側に渡り廊下があり、聖天堂へ繋がっています。ただ緑の敷物の下にでっぱりがあって足が地味に痛い!足ツボマッサージ状態(笑)
聖天堂内には三面大黒が安置されていました。私より先にいた年配の方が撫で回していました。病気の平癒や願掛けによくやる行動ですが、コロナの関係で私はやめときました^_^;
伊勢西国三十三所 大福田寺の御朱印受付
こちらの建物でもらえます

大福田寺御朱印受付
伊勢西国三十三所観音霊場だけでなく、伊勢七福神の札所にもなっているようです。先ほどの大黒様がそうなんでしょう。
伊勢西国三十三所 大福田寺の御朱印

伊勢西国大福田寺御朱印
勧学寺もあわせて二件分の御朱印を押してもらいました。朝からなんだか得した気分(笑)
そういえば本堂前に「御本尊阿弥陀如来」と石柱があったような気がしますが、御朱印は本尊 十一面観音となっていますね。

大福田寺には他にも神様仏様がたくさんいらっしゃいますが、現在時刻が9:35。もと来た道を戻る時間を考えると後ろ髪を引かれる思いですが、もう行かねば。
ダッシュで大福田寺をあとにしました。
馬道駅へ急ぎます!