伊勢西国三十三所観音霊場 第30番札所 安渡寺
祭 祀:聖観世音菩薩
御真言:おん あろりきゃ そわか
北勢線 星川駅から徒歩10分
三重交通バス サンシティ前から徒歩10分
桑名駅から車で20分
子安観世音菩薩の石柱
安渡寺に到着しました
石柱にはよく見ると右上に「伊勢西国三十番札所」と刻んであります。
子安観音とは安産や子供を見守る観音様ということ。かと思えばもう一つ意味があり、隠れキリシタンがこっそり祀った聖母マリア像のことと検索したら出てきました。
安渡寺の開基は平安の頃となっていましたので、後者はおそらく関係ないと思います^_^;

民家の庭
お寺の門前は民家と畑で、石柱がなければ、人の家の敷地に勝手に入っているような感覚に…

思わず言ってしまいそうになります(笑)
安渡寺の石段
ちょっと不思議な感覚の石段

安渡寺の石段
一見普通の石段なんですが、歩幅が合わないというか なぜか2回つまづきました。とくに段差があるわけでもないのに…
石段で苦戦したのは知恩院の男坂以来です。

安渡寺の境内に到着
小高い丘の上にあるので大変見晴らしがいい

安渡寺からの見晴らし
南側は田畑、北側は新しい住宅街。向こう側に見えるのは鈴鹿山脈。ここをお参りしたら向かうのはちょうどあの山の方向です。なんか遠いな…
安渡寺の弘法大師

弘法大師
本堂の脇にいらっしゃる弘法大師。真言宗のお寺ということでやはりマリア観音関係なし!弘法大師に静かに手を合わせます「南無大師遍照金剛」
境内にも駐車スペース発見
カーポート完備

駐車スペース?
お寺の方の車は奥の車庫に停めてあるので参拝者はここに停めてもいい?本堂や他のお堂の前に停めると邪魔ですし…
安渡寺の本堂
昭和48年に建て替えられた本堂

安渡寺本堂
コンクリート造りの新しい感じの建物です。垂坂観音寺でも近代寺を見ましたが、立て直すとなると木造建築にはしない傾向なんでしょうか?それはそれで格好がいいですが!
そういえば東京に住んでたときビルの中に入っているお寺を何度も見たことがあります。中には入り口がマンションのエントランス状になっているお寺もありました。
お寺も進化していっているんですね。
本堂でお参り御朱印は中でいただきます
ガラガラっとガラス戸を開くとまず目に付くのは立派な格天井

格天井
こういう絵ってやはりご本尊から見て正面にくるように配置されているようです。(と思いきや後のど別のお寺で異なる解釈を聞かせていただきました)

中央の厨子の前に観音様がいらっしゃいました。左手に蓮の花を持った聖観音でしたが、そちらは御前立本尊で真の御本尊は厨子の中にいらっしゃるんでしょうか?

霊場会のホームページを見たら御本尊は厨子の中だそうです。千年前の藤原中期の作とのこと そんな大事な仏像を無造作に飾りませんよね。まちがいない(笑)
とにかく読経と御真言を唱えます。
御朱印はこちらで

安渡寺御朱印受付
ペタンと御朱印を頂いて本日3ヶ寺目。
午前中に3件もまわれるとは、こんなにスムーズにいったのははじめてかも。筆ペンが置いてあったので、日付も入れようかと思いましたが宝林寺の時みたいにしくじると嫌なので勝負は避けました。
伊勢西国三十三所 安渡寺の御朱印

伊勢西国安渡寺御朱印
さて今後の予定は?
阿下喜まで行く予定ですが
星川駅で撮った時刻表 現在時刻10:10。景色もいいし、山を見てのんびりボ~っとしててもいいかなと思いましたが、10:19の電車を乗り逃すと次の10:48は楚原まで(終点まで行かない)なので、1時間ロスしてしまいます。
