伊勢西国三十三所観音霊場 第23番札所 野登寺
祭 祀:千手観世音菩薩
御真言:おん ばざら だらま きりく
JR亀山駅からバスで45分 池山バス停下車 徒歩5分
JR亀山駅からバスでようやく到着しました野登寺
小高い集落の中にあるお寺

野登寺山門
野登寺と言ってもこちらは下寺(里寺)。もっと登った山頂に上寺というところがあるそうです。

2番札所の金剛證寺へ行くためにガチ登山した朝熊山が標高555m。今日も軽装備だし、御朱印受付は当寺(下寺)受付となっているので今日は断念…

野登寺の駐車場情報
車で来る人のために

野登寺駐車場
山門の前に整備された駐車場があります。ラインはないので仲良く並べて駐車してください。
ここまで絶対自家用車で来るべきです。言い切れます(笑)
伊勢西国三十三所 野登寺の門
山門には鶏足山の文字

鶏足山の山号
野登寺には鶏足山という山号がつけられているようです。なんでしょう?ちょっと不思議な山号です。お寺の方とお話しできれば 由来などをお聞きしたいところですが。
伊勢西国三十三所の看板
亀山の最果て ここでも発見

伊勢西国三十三所23番
野登寺の境内
境内を見渡すと

野登寺のお地蔵さん
こぢんまりとした境内ですが、池があったりコケが植えてある一角が庭園のようになっていたり、せまいという印象はありません。
本堂-渡り廊下-庫裏-集会所-山門が繋がり、敷地をぐるりと囲んでおり砦のような立派な造りです。

野登寺渡り廊下
本堂の右側の池、そこに浮かんでいるように建つ渡り廊下、浮島のように建つ五輪塔、木が植えてあるゾーン。枯山水の庭園のようです。

※水に浮かんで建ってる部分だけです
池の中には錦鯉が泳いでいました

池の中の錦鯉
思わず懐かしい唄が脳内に流れてきました

きっと…(エサなんて持ってないけどね)
鯉のエサ スイミーのCMソング。わくわく動物ランドを見てると流れてた記憶がよみがえります。アラフォーの人ならわかるはず!

野登寺の弘法大師像
真言宗のお寺なので

野登寺の弘法大師
真言宗のお寺には定番の弘法大師。独鈷をもって座っている姿はよく見ますが、托鉢姿はあまり見たことがありません。
井戸を掘り当てる、灌漑用の溜池の土木工事をするなど民衆の尊敬を集める一方、実は托鉢に関してはいわくがあります。
お願いを断った人に対しては仏罰!
ほんの一部です
芋を求められ断った人の芋が石のように硬くなり食べられなくなった
鯖を求められて断った人の馬を苦しめた
大師の托鉢用の鉢を叩き落とした人の子供が8人次々と死んだ…
僧衣を繕うために布を女性に求めたところ、快く分けてくれた女性を即身成仏させ千手観音にした。
四国での逸話ですが分けないと選択をした場合、真逆の結果が待っていたでしょう…
ちなみに弘法大師は亡くなっておらず、今でも高野山の奥の院で我々の幸せを願って瞑想中(という設定)だそうです。

野登寺の本堂でお参りさせて頂きます
三重四国霊場の旗が立っています

野登寺本堂
本堂は鍵がかかっており、千手観世音菩薩との対面は叶わず。ですが般若心経と御真言を唱えます。野登寺は三重四国八十八ヶ所も兼ねているので本堂に旗が立っています。もし三重四国も巡礼を始めたとして、もう一度ここまで来るのはちょっときついかも…
野登寺で御朱印をいただきます
三重四国、伊勢西国を兼ねているので押し間違えに注意!

野登寺セルフ御朱印
御朱印は本堂上がった所の右側にありました。ちなみにここは土足厳禁です。

伊勢西国、三重四国
二種類の判子がありますので、押し間違えに注意。庫裏の前に洗濯物が干してあったのでお寺の方がいらっしゃるかと思いましたがセルフでした(笑)お話が聞きたかったのですが。

伊勢西国三十三所 23番札所 野登寺の御朱印

野登寺御朱印
御朱印の中に野登寺に関する秘密がありますが、その事実がわかるのは次の宗徳寺で!
ボ~っとお寺の庭を眺めていたら、時刻は手元の時計で10:00ちょうど。バスが来るまで5分しかないので麓まで走ります。