伊勢西国三十三所観音霊場 第29番札所 聖宝寺
御本尊:十一面観世音菩薩
御真言:おん まか きゃろにきゃ そわか
三岐鉄道三岐線 西藤原駅から徒歩35分
※聖宝寺(裏)ルート経由
いなべ市福祉バス 聖宝寺口から徒歩15分
※聖宝寺(裏)ルート経由
聖宝寺(裏)登山道を登りきりました
ここからは伊勢西国三十三所観音霊場第29番札所 聖宝寺の境内です。サンクチュアリという看板がありました。登りきると頂上は鮎の釣堀兼養殖場になっています。透き通るようにきれいな水。

聖宝寺釣堀
サンクチュアリ第3ポンドと書いてありますが、いなべ市には別の場所にフィッシングサンクチュアリという巨大な釣堀もあるようなので、お間違えのないように!

と思ってボ~っと見ていたら
なんと!

鮎リングアウト
一匹お調子者の鮎がコンクリートの上に飛び出してました。

コラ!暴れるな!おとなしくしろ!
ビチビチ
魚泥棒みたいで絵面が最悪。格闘すること約1分。鮎が暴れるので何度もスベリ落ちましたが、なんとか手づかみで掴んで、池のほうにポイっ

戦いの後、山の上なのに魚で手がヌルヌル。しかも泥がついてしかも生臭い…
しばらくカメラに触れることもできず、写真はしばらく撮れませんでした。
手洗い発見
水道を探してウロウロする羽目に…

釣堀の先の手洗い
幸いにも石鹸があったので、指紋がなくなるんじゃないかというくらいゴシゴシ擦りました。

驚くほどきれいに!科学の勝利です。
聖宝寺の本堂に着きました
なんだかフラ~っと歩いている間にいつの間にか本堂前に

聖宝寺本堂
いきなりお参りしてもつまらないので、周辺を散策。自然に囲まれた深山幽谷という言葉がぴったりなお寺。今はちょっとオフシーズンですが、秋には燃えるような紅葉が有名です。
聖宝寺正面の石段からリスタート
一度本堂正面下の石段に戻ってから

聖宝寺石段
ちょっと急なので手すりを使いましょう。右上は趣のある鐘楼。

聖宝寺石碑
伊勢西国三十三所観音霊場第二十九番札所。ここは最北端の札所。 番号はランダムに回ってきましたが、もうすでに折り返し地点を過ぎました。


聖宝寺鐘楼
こういう山寺で静寂の中で除夜の鐘をつくと趣がありそうです。毎年浄土真宗の某別院で除夜の鐘をついてますが、一度はこういうところでついてみたいです。町中のお寺なので、こっちでゴーンと鐘をつくと、あっちでもゴーン、他でもゴーン!余韻にひたるヒマがない(笑)
※30年くらい連続で毎年ついているので今更浮気はできませんが…
「鐘をつかないでください」という張り紙がありますが、この静けさの中、無許可で鐘をつける強いハートがほしい(笑)

聖宝寺の広い庭園
枯山水の庭園

聖宝寺庭園
聖宝寺は禅宗(臨済宗)のお寺ですが、禅宗のお寺は庭園が美しい。きれいに掃き清められています。

庭園の中の鳥居
古いお寺ほど、神様と仏様が同じ場所で同居しています。
お稲荷さんも祀られていました。聖宝寺の山号が鳴谷山。麓の鳴谷神社の境内と鳥居を通ってきたので、この山全体が神仏習合の聖域なんでしょうね。
本堂でお参りします
回りまわって本堂へ戻ってきました

本堂でお参り
御本尊は遠くて確認できず、厨子の中に入っておられる秘仏とのこと。
般若心経と御真言を唱えていると本堂の中に人影が。どうやらペットのご供養にみえている方のようです。

御朱印をいただきます
御朱印はセルフでと思ったら

聖宝寺後朱印受付
本堂に向かって右側、御朱印を自分で押そうかと思っていたら、ちょうど法要のために本堂に来たご住職とご対面。


※お忙しいところありがとうございました。
伊勢西国三十三所 聖宝寺の御朱印

伊勢西国 聖宝寺の御朱印
少しだけお話しました
御朱印帳を押してもらった後

こう言われて少しハッとしました。浄土真宗の寺院でお参りする時の癖で、お念仏は唱えてもお願い事はしていない!(三十三所では般若心経を唱えて、南無観世音菩薩+御真言ですが)
ごまかさなくていいのに、なぜか茶を濁してしまいました

あれこれたくさんしてはだめ。一つにしぼってさ

その後 ご住職は法要に行かれましたが、

(恵まれてるのかな?そうでもないけど)
巡礼は祖母のためにと思ったのがきっかけですが、願い事と言われると自分のためにはとくに決めていませんでした。一つ思い浮かんだのが、さっき行ってきた大福田寺は仏様も神様もたくさんいたので、色んな願い事しまくる人多いだろうな~ということ(笑)
まあ考えときます
聖宝寺をお参りしたことで、いなべ市のお寺をコンプリート!
西藤原駅へ戻り、四日市へ向かいます。