伊勢西国三十三所観音霊場巡礼2日目

嫁さんに言うと「はあ?」という顔をされましたが伊勢地方最大の難所を後回しにするわけにはいきません。
朝熊山を踏破して金剛證寺を最初に打つ!
というわけで、今日は朝熊山登山道から山頂の金剛證寺を目指し、その後松阪 継松寺~津市内のお寺というルートで周る予定です。
伊勢志摩スカイラインの頂上に位置する金剛證寺。車で行けば快適ですが、昔は伊勢志摩スカイラインなんてなかったんだから、その当時の巡礼者の気分を味わってきます。
(行くなら登山道から行きますと松尾寺で宣言してしまったし…)
ちなみに車で行くなら6番札所金胎寺にお参りしてから伊勢志摩スカイラインの鳥羽側から上って来た方がルートとして効率がいいと思います。
朝熊山登山に際しての装備品
正直登山なんてしたことないし、一人で山に登るなんて経験もありません。
用意周到に準備をしたいと思います。
用意したもの
- 水分(アクエリアス)
- 食料(炭水化物中心)
- 両手が使えるリュック
- 100均の合羽
- バンテリン(塗り薬)
山は気温が低いと想定してヒートテックの上にセーター、脱ぎ着しやすい上着
靴はトレッキングシューズを買いましたが、新品のせいで履き心地が悪い
結局普段履きなれた靴で行くことにしました。
こんな靴で大丈夫かな?
本当に休日にいつもはいている靴です

登山に向かない靴?
ちょっとゴツめの靴をABCマートで買いましたが、新品なのでちょっと違和感…履き慣れた靴の方がいいのかな?ということで休日に履いている靴で行きます。こんな普通の靴で大丈夫かな?
(この選択が後で大きな間違いだということに気付く)
正直デカイリュック以外、ほとんど休日の格好と同じです。
近鉄朝熊駅からスタート朝熊山登山道へ
朝の朝熊駅

朝熊駅ホーム
今日もほぼ始発に乗車。近鉄朝熊駅に8:02到着
電車が行ってしまうと、周りに何もない…ここ急行停車駅ですよね?霊峰朝熊山の麓だからか?静けさが漂います。
朝熊駅の巨大エントランス
私の大好物 巨大建造物

近鉄朝熊駅降りたところ
朝熊駅のエントランス。THE 無人駅といった趣です。無機質なコンクリートの巨大建造物がポイントが高い。廃墟じゃないけど廃墟マニアが喜びそうです。

ただ駅から出ると民家はかなりありました。
朝熊山登山前の補給地点
なにげなく立っている自販機ですが…

山頂までのファイナル自販機
駅から出て左に歩くと自販機があります。マジで山頂までファイナル自販機です。登山口の広場にも自販機はありません。
ちなみに金剛證寺の境内にも景観を守るためか、渋い茶店はありますが自販機はありません!
水分の確保はここで行ってください。「山頂まで自販機ありません」と紙を貼って不安を煽れば売り上げアップだと思います!
食料品調達は小林商店で
朝から開いている小林商店

補給ポイント小林商店
ファイナル自販機を通り過ぎて、小道を進んでいくと、登山道とは反対方向ですが最後の補給地点である小林商店があります。
8:02に朝熊駅に到着しましたが、お店の人が商品の整理をしていました。すでに開店している模様です。
何も持たずに登山道へ入るのは無謀なのでこちらで食料を調達しましょう。
ようやく朝熊山登山道の方向へ
集落の道を行く

朝熊駅を出て右
反対方向に寄り道しましたが、朝熊山登山道へ向かいます。朝熊駅を出て右の小道をまっすぐ。公民館の建物の前を通過します。
朝の日差しが清清しい。
突き当りを右へ

突き当たりっぽい小道を右折
小道の角を右へ曲がって、ごみ置き場の前を通過してさらにまっすぐ。
余談ですが、民家の庭先に停めてある車は軽トラ率高し。

坂道の方向へ
突き当たりの分岐を左方向へ。ここから少し坂道になります。
この辺りウグイスの大合唱が聴こえます。
朝熊山登山道 であいの広場へ
ここで分かれ道ですが、どっちに行っても結局同じ

朝熊山登山道案内板
案内板発見。すぐそこは第二駐車場で登山道の入り口に近い第一駐車場はもっと先にあります。約30台駐車可能です。
他にも地元の方のご厚意で臨時駐車場が2つほどありました。
野生動物が出る?

野生動物がいる?
このように畑が金網でガードされているということはサルやイノシシなどの野生動物が出るということ…
朝熊山…時刻はまさに朝。熊なんて出ないといいんですが。一気に不安になってきました。
朝熊山登山道入り口 であいの広場
マムシに注意

マムシに注意
え?マムシ?まあ今は3月半ばなんでギリ大丈夫でしょう。個人的にはスズメバチがこの世で一番苦手です。
ちなみにゴキブリは平気です。
やはり野生動物は出る

自然を守る動物達
朝熊山の自然を守る動物たち
これは自然の平和を乱す人間の侵入を防いでいるという意味でないことを祈ります笑
イノシシが出ることを確認。鹿にも要注意。

杖代わりの青竹
看板の隣に棒が立て掛けてありました。借りようか迷いましたが、荷物になるのとお寺の境内で持っていると不審者みたいなんでやめました。
別に武器に使うわけではありませんが。
※この選択もミスチョイス。下山時に使うと膝への負担がかなり減ります。
山頂まで最後の手洗い
見逃し厳禁本当に最後です

朝熊山山頂までの最後のトイレ
であいの広場
ドラクエだと仲間を集める場面ですが、仲間はいなさそうだし人見知りなんで単独登山で行きます。
右奥にあるのが山頂までのファイナル手洗いです。
キャンプ場の手洗いは独特のスエた匂いのするところが多いですが、ここの手洗いは大変きれいです。地元の方やボランティアの方達のご厚意に感謝。
朝熊山登山道(朝熊岳道)に到着
いよいよ登山のスタート地点

朝熊山登山道(朝熊岳道)
左側が登山道(朝熊岳道)
昔の巡礼者も登山道からお参りに行ったんだろうなと当時をしのびつつ登山開始です。
ふらふら写真を撮りながら歩いたのでここまで30分近くかかりましたが
朝熊駅から登山道までの到達時間は普通に歩けば10分程度です。
それでは腹を括って朝熊山に登山開始!